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今、幼稚園のあり方が変わろうとしています

かつて家の近所には子どもがたくさんいて、路地裏や空き地、公園などで自由にのびのびと遊ぶ姿がありました。そこでは大人の監視はなく、異年齢の子ども達が集団を作り、その中でお兄さんお姉さんは小さい子を上手く遊びの輪に入れ、小さな子はお兄さんお姉さんの遊びを見よう見まねで模倣したりしながら、遊びを通して自由に自分の力を試し、成功や失敗を味わいながら、「たくましさ」や「しなやかさ」といった「生きる力の土台」を身につけていったのです。幼稚園では、空き地や家での遊びでは経験できないような、遊戯をしたり、絵をかいたり、工作をしたり、楽器に触れたりといったいわば「上物(うわもの)」を教えることで、より豊かに子どもを育てようとしていました。

時代は変わって現在。子どもの数が減り、地域の子ども達が集まって遊ぶことも、子ども達だけで安心して遊べる場所や環境もない状況になってしまいました。その代りに、子どもの習い事などはどんどんと発展し、「上物」を身につける場だけは確実に増えています。では現在、「土台」を身につける場は・・・

今、幼稚園のあり方が大きく変わろうとしています。

子ども達が自分達の発想でやりたい遊びに没頭すること、子ども達同志が本気でぶつかりあうこと、大人の監視指示がなくても子どもなりに自分で判断し行動をすること・・・かつての路地裏や空き地、公園で当たり前に経験していたことが、今の子ども達には不足しています。

子どもが主人公になって、豊かな遊びを通して自分の土台を作ることができる場所。それがこれからの幼稚園の役割だと思うのです。

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